花見の帰りに


芋崎  志賀沢さん、もう一軒おいらの行きつけの店に行こうよ

志賀沢 いいね

二人はタクシーに乗った

芋崎  運転手さん、ちょっとおしっこ。車止めて待ってて

土手に車を止めて志賀沢と運転手が待っていたとき

ふっと土手を振り返ると、なんと芋崎がいない。

運転手が慌てて土手の下を見ると

芋崎が土手から滑り落ち、背中から腰にかけて、ぐっしょりと濡れており

運転手が慌てて、志賀沢に向かって

「お客さん土手から落ちていますよ、背中から腰がごっしょりと濡れていますが」

志賀沢は直感した、一緒のタクシーではビール臭くて乗れない・・・

「運転手さん、俺ここで帰るから、あとは適当にお願い」

と言って帰ってしまった

 

その夜志賀沢さんから電話をもらい

30分以上、その時の状況をこまごまと聞かされた

最後に志賀沢さんの一言「運転手、かわいそうに」